ChatGPT PlusとClaude Proの料金を比較|両方契約で月6,000円、コストを下げる3つの選択肢
この記事の要点(3行) ChatGPT PlusとClaude Proの料金はどちらも月払いで月20ドル(1ドル=150円換算で約3,000円/2026年7月時点。為替により変動)で差がなく、両方契約すると月約6,000円の固定費になります。 二重契約が起きるのは価格の問題ではなく、2つのモデルに得意分野の差があり、かつ定額制が使用量と無関係に課金される仕組みだからです。 両方をAPI従量課金に切り替えれば、同じ使い方でも月1,080円〜2,780円程度に収まります(BYOK型ツール「はやトーク」の基本料 月額980円(税込)とAPI実費の合計。1ドル=150円換算/2026年7月時点の試算で、利用量により変動)。
ChatGPT PlusとClaude Proの料金は同じ月20ドル
まず結論から。ChatGPT PlusとClaude Proは、どちらも月額20ドル(為替により変動、目安として約3,000円)の定額制サブスクリプションです。金額だけ見ると同額なので、「どちらか安い方を選ぶ」という比較はそもそも成立しません。
なお、この記事はBYOK型チャットツール「はやトーク」の運営者が書いています。後半で紹介する選択肢のうち1つは自社サービスです。その点を念頭に、中立的な比較としてお読みください(サービスの中身を先に確認したい方ははやトークを見るからどうぞ。読み飛ばしても記事の内容は成立します)。
| 項目 | ChatGPT Plus | Claude Pro |
|---|---|---|
| 月額料金 | 20ドル(約3,000円) | 20ドル(約3,000円) |
| 課金方式 | 定額制(使っても使わなくても同額) | 定額制(使っても使わなくても同額) |
| 支払い通貨 | ドル建て(為替の影響を受ける) | ドル建て(為替の影響を受ける) |
※月額料金はいずれも月払いの場合の金額で、各社の公式料金ページ(Claude / ChatGPT)に基づく2026年7月時点の記載です。円換算は1ドル=150円で計算しています。なおClaude Proには年払い(200ドル/年=月17ドル相当)もあり、年払いを選んだ場合は月あたりの負担が月払いより下がります。
※表中の金額はいずれも概算・目安であり、実際の料金は各社の料金改定・為替・利用状況により変動します。
問題は「金額の差」ではなく、両方のモデルを使いたい場合に定額制を二重で契約すると、使用量にかかわらず月約6,000円が固定費として発生するという点です。
課題: 月約6,000円は「使わなかった分」にも発生している
料金を比較しようとしてこの記事にたどり着いた方の多くは、すでに両方を契約しているか、契約するか迷っている状態だと思います。そこで実際に起きているのは、次のような状況です。
- 片方は毎日使っているが、もう片方は週に数回しか開いていない。それでも同じ20ドルを払っている
- 出張や繁忙期でAIをほとんど触らなかった月も、請求額は6,000円前後で変わらない
- 「使っていない方を解約しよう」と考えるたびに、その月に限って解約予定の方が必要になる
- ドル建てのため、使い方を変えていないのに円換算の請求額が月によって上下する
つまり困っているのは「高いかどうか」ではなく、支払っている6,000円のうち、どれだけが実際に使った分なのか判断できないという点です。定額制は明細が「20ドル」の1行しかないため、自分の利用量と金額を突き合わせる材料がそもそも存在しません。
なぜ月6,000円の二重契約が起きるのか|2つの構造
「高いなら片方をやめればいい」で解決しないのには、はっきりした理由が2つあります。ここが分かると、料金表を見比べるよりも早く自分の答えが出せます。
構造1: モデルの得意分野が分かれているため、片方に絞ると業務の一部が止まる
ChatGPTとClaudeは、それぞれ得意分野に違いがあると言われています。
- ChatGPT: 汎用的な文章生成、画像生成、カスタムGPT(GPTs)などのエコシステム
- Claude: 長文の読解・要約、コーディング支援、指示への忠実な追従
どちらも一長一短があるため、「普段はClaudeでコードを書き、資料作成はChatGPT」のように用途で使い分けるユーザーが一定数存在します。しかし、その使い分けのためだけに両方を定額契約すると、月約6,000円という固定費がのしかかります。
重要なのは、この使い分けが「贅沢」ではなく業務の分担になっている点です。片方を解約すると浮くのは月約3,000円ですが、代わりにその用途だけ精度や手間が落ちます。削減額は毎月確実に効くのに、失う価値は「使おうとした瞬間」にしか自覚できないため、解約の判断が先送りされ続けます。使い分けの具体的な線引きはChatGPTとClaudeの使い分け方でも整理しています。
構造2: 定額制は「使った量」と請求額が連動しない
もう1つは料金プラン側の構造です。Plus/Proは定額制なので、月に1,000回使っても3回しか使わなくても請求は20ドルで同じです。これはヘビーユーザーほど得をし、ライトユーザーほど損をする設計であり、良し悪しではなく仕組みの問題です。
そして「使い分けのために両方契約している人」は、定義上、それぞれのサービスでは利用量が分散します。つまり、使い分けをするほど1契約あたりの利用量は減り、定額制との相性は悪くなっていきます。二重契約が割高に感じられるのは、値付けが不当だからではなく、使い分けという使い方と定額制という課金方式が噛み合っていないからです。
言い換えると、比べるべきは「ChatGPT Plusの料金 vs Claude Proの料金」ではなく、「定額制 vs 従量課金」という課金方式そのものです。
定額制(Plus/Pro)とAPI従量課金、何が違うのか
ここで料金比較の前提として押さえておきたいのが、ChatGPTやClaudeには「Plus/Pro」というサブスクリプション型プランとは別に、API(従量課金)という利用形態がある点です。
- Plus/Pro(定額制): 月20ドル固定。使っても使わなくても同額。上限まで使い倒すほど割安になる。
- API(従量課金): 使った分だけを、Anthropic・OpenAIに直接支払う。利用量が少ない月は、定額を大きく下回ることもあります。
つまり、「ChatGPTとClaudeを両方使いたいが、月6,000円は払いたくない」という悩みに対しては、両方ともAPI従量課金に切り替えるという選択肢があります。ただし、API単体はブラウザやアプリのような使い勝手を持たず、開発者向けの管理画面からキーを発行して自分で環境を用意する必要があるため、ハードルが高いのが実情です。
何を解決すべきか|「どちらを解約するか」ではなく「固定費を変動費に変えられるか」
ここまでの構造を踏まえると、解くべき問題は次の3点に整理できます。
- 使い分けをやめずに済むか — 片方を解約する案は、コストは下がりますが課題そのもの(両方使いたい)は解決していません
- 支払いを利用量に連動させられるか — 使わなかった月に請求が下がる仕組みなら、「使っていない分を払っている」感覚は消えます
- 切り替えの手間が、削減額に見合うか — 月3,000〜5,000円の削減のために、毎日の作業効率が落ちるなら本末転倒です
この3つを同時に満たせるかどうかが判断基準になります。逆に言えば、毎日どちらも上限近くまで使っているなら1と2は最初から満たされており、無理に乗り換える理由はありません。そもそも2つを併用し続けるべきかという手前の判断については、ChatGPTとClaudeの併用が必要かどうかの検討で、併用のメリット・デメリットから整理しています。
併用コストを下げる3つの選択肢
ここから先は、費用を下げる選択肢の話です。先にお断りしておくと、この記事はBYOK型チャットツール「はやトーク」の運営者が書いています。中立的な比較として読みつつ、以下の選択肢のうち③が自社サービスの紹介である点を念頭に読み進めてください。
ChatGPTとClaudeを両方使いたい場合、費用の抑え方には主に次の3つの選択肢があります。①は現状維持なので費用は下がりませんが、②③の削減額を測るための基準線(ベースライン)として並べています。
- 両方契約を続ける(月約6,000円)|削減の基準線 — この選択肢だけは費用が下がりません。②③が「いくら下がるのか」を判断するための比較対象として置いています。各公式アプリの全機能(画像生成の細かい設定、カスタムGPTの作成・公開など)がそのまま使えるため、毎日どちらも上限近くまで酷使するヘビーユーザーなら、下げないこと自体が正解になることもあります。
- 片方だけ契約し、もう片方はAPIで使う(月約3,000円+実費) — よく使う方は公式アプリの定額、使う頻度が低い方だけ従量課金に切り替える方法。固定費を半分に抑えられます。
- 両方ともAPIで使う(BYOK型ツールの基本料+実費) — ChatGPT・Claudeの両方を従量課金にして、BYOK対応のチャットクライアント経由で使う方法。固定費を最も小さくできますが、公式アプリ独自の機能は使えなくなります。
なお、選択肢③のBYOK対応クライアントは1つではなく、買い切り型・月額型・オープンソースで自分でホスティングするものなど複数あります(自分でサーバーを用意できるなら、クライアント側の費用をゼロにすることも可能です)。比べるときは「基本料」「APIキーの保存場所」「対応モデル」「会話履歴の保存先」の4点を見ると違いが分かります。この記事では、そのうち筆者が開発しているツールを例に金額を具体化します。
その中でのはやトーク|3つの選択肢の料金を比較する
ここからは選択肢③の具体例として自社サービスを使います。BYOK(Bring Your Own Key)型のチャットクライアントとは、自分で発行したAPIキーを登録して各社のAIモデルを使うチャットツールのことで、筆者が開発している「はやトーク」もその1つです。ChatGPT/Claudeの両方を1つの画面から自分のAPIキーで使えるため、選択肢③「両方ともAPIで使う」を、テキストチャットについては公式アプリに近い使い勝手で実現できます。基本料は月額980円(税込)で、これに実際に使った分のAPI実費が加わります。API実費はAnthropic・OpenAIに直接支払う従量課金で、はやトークはそこに一切マージンを乗せていません。
3つの選択肢を並べると次の通りです。
| 選択肢 | 月額の内訳 | 合計の目安 |
|---|---|---|
| ①両方契約(ChatGPT Plus+Claude Pro) | 20ドル×2 | 約6,000円 |
| ②片方契約+API(公式アプリ1つ+もう1つは従量課金) | 約3,000円+API実費+クライアント費用 | 約3,000円〜(利用量による。API側を使うにはクライアントが別途必要で、はやトークを使う場合は基本料980円(税込)が加算されます) |
| ③BYOK型ツール(はやトークなど、両方API) | 基本料980円(税込)+API実費 | 約1,080円〜(利用量による) |
※表中の金額はいずれも概算・目安であり、実際の料金は各社の料金改定・為替・利用状況により変動します。
選択肢③の内訳を利用頻度別にシミュレーションすると、以下の通りです。
| 利用頻度の目安 | API実費(月) | 合計(基本料980円(税込)+実費) |
|---|---|---|
| ライト(平日たまに利用) | 〜100円 | 約1,080円 |
| ふつう(毎日数回利用) | 〜250円 | 約1,230円 |
| ヘビー(毎日20往復以上) | 〜600円 | 約1,580円 |
| かなりヘビー(毎日50往復) | 〜1,800円 | 約2,780円 |
| (比較)①両方契約 | — | 約6,000円 |
※API実費の目安は、各社のバランス型モデル(Claude Sonnet 5 / GPT-5.4)を1ドル=150円で換算した2026年7月時点の試算です。表示している金額はいずれも概算・目安であり、実際の料金は利用状況・選択するモデル・各社のAPI価格・為替により変動します。なお、この試算に使ったClaude Sonnet 5のAPI価格は2026年8月31日までの導入価格(入力$2・出力$10 / 100万トークン)です。2026年9月1日以降は標準価格(入力$3・出力$15 / 100万トークン)に戻るため、同じ使い方でもAnthropic側の実費は上がります。
表の通り、「かなりヘビー」に使い込むユーザーでも合計約2,780円で、①の約6,000円の半分以下です。ただし、これはあくまで選択肢③の場合の目安であり、画像生成の細かい設定やカスタムGPTの作成・公開など公式アプリ特有の機能を重視するなら、①や②の方が向いているケースもあります。
前述の3つの論点に当てはめると、選択肢③は「使い分けをやめない」「支払いが利用量に連動する」の2つを満たします。残る「切り替えの手間」については、APIキーの発行が最初に一度だけ必要です。実際の画面や設定手順ははやトークを見るで確認できます。
どんな人が両方契約向き、どんな人がAPI従量課金向きか
両方契約(①)が向いている人
- 特定の1モデル、あるいは両方のモデルを、上限ギリギリまで毎日酷使する人(定額の方が割安になるケースがある)
- 公式アプリ特有の機能(画像生成の細かい設定、カスタムGPTの作成・公開など)を頻繁に使う人
API従量課金(②片方契約+API、③BYOK型ツール)が向いている人
- ChatGPTとClaudeの両方を、用途に応じて使い分けたい人
- 毎日休みなくヘビーに使うわけではなく、利用量に波がある人
- 月額固定費をできるだけ抑えたい個人・小規模チーム
はやトークのようなBYOK型ツールが向かない人
- 画像生成やカスタムGPT、音声会話など、公式アプリ独自の機能が業務に組み込まれている人 — これらはBYOK型ツールでは代替できません
- APIキーの発行・管理を自分で行いたくない人。設定は一度きりですが、それ自体を避けたい場合は公式アプリの定額制の方がストレスがありません
- 毎日どちらのサービスも上限近くまで使うヘビーユーザー — この使い方ではAPI実費が定額を上回る可能性があり、①のままの方が安く済みます
- クライアントを自分でホスティングできる人 — その場合はオープンソースのBYOKクライアントを使えば基本料もかからず、より安く実現できます
FAQ
Q. ChatGPT PlusとClaude Proは併用できますか? A. それぞれ別のサービスなので、両方契約すること自体は可能です。ただしその場合、月額料金は単純合算で約6,000円になります。
Q. API従量課金は定額より必ず安くなりますか? A. 利用量によります。毎日大量にやり取りする場合、API実費が1サービスあたりの定額20ドルを上回ることもあり得ます。
Q. APIキーを自分で管理するのは難しくないですか? A. Anthropic・OpenAIそれぞれの管理画面でAPIキーを発行する必要はありますが、はやトークのようなBYOK対応クライアントを使えば、発行したキーを設定するだけで、あとは通常のチャットアプリと同じ感覚で利用できます。
Q. はやトークにクレジットカード登録は必要ですか? A. 必要です。はやトークの利用にはStripeでの決済登録が必要です。加えて、API従量課金の支払いのため、Anthropic/OpenAI側でのAPIキー発行時にも決済情報の登録が必要になります。
Q. BYOK型ツールでは公式アプリと同じ機能が全部使えますか? A. いいえ。画像生成の細かい設定やカスタムGPTの作成・公開など、公式アプリ独自の機能はBYOK型ツールでは利用できません。あくまでテキストチャットを中心とした用途に向いています。
Q. 一度API従量課金に切り替えたら、定額プランには戻せませんか? A. 戻せます。ChatGPT Plus・Claude Proの契約はいつでも再開できるため、まずAPI従量課金を試して、利用量が増えてきたら定額に戻すという使い方も可能です。
まとめ
- ChatGPT PlusとClaude Proの料金はどちらも月20ドル(目安として約3,000円)で、料金比較では優劣がつきません。両方契約すると月約6,000円です
- 二重契約が起きるのは、2つのモデルに得意分野の差があること(片方に絞ると業務の一部が止まる)と、定額制が使用量と無関係に課金されること、この2つの構造が重なるためです
- したがって比べるべきは「ChatGPT Plus vs Claude Pro」ではなく「定額制 vs API従量課金」です
- 選択肢は3つ。①両方契約を続ける(約6,000円)、②片方だけ契約+もう片方はAPI(約3,000円+実費)、③両方APIでBYOK型クライアントを使う(基本料+実費、月1,080円〜2,780円程度が目安)
- 毎日どちらも上限近くまで使う人、画像生成やカスタムGPTを業務で使う人は、①のままが合理的です。利用量に波がある人、使い分けが中心の人ほど②③の効果が大きくなります
ここから先は、筆者が開発しているサービスの紹介です
はやトークは、ChatGPTとClaudeを自分で発行したAPIキー(BYOK)で使うチャットクライアントです。ブラウザで開いて、1つの画面でモデルを切り替えながら会話できます。公式アプリのような画像生成やカスタムGPTはありませんが、テキストチャットの用途であれば公式アプリに近い感覚で使えます。
費用は基本料 月額980円(税込)と、実際に使った分のAPI実費(Anthropic・OpenAIへ直接支払い、当方はマージンを乗せていません)。本文のシミュレーションの通り、月の合計は利用量に応じて約1,080円〜2,780円が目安で、両方契約の約6,000円と比べると差が出ます。金額はいずれも概算であり、利用量・モデル・為替により変動します。